さて、今日は表題の通り、初心者向けにアニメ制作をしていきたいと考えている方に対して簡単なレクチャーをしていきたいと思っています。芸術の世界と同様にアニメで食べていくにはやはり茨の道です。今回のレクチャーを通してこの世界に興味を持っていただけることは、大変嬉しいですが、それより上を目指すのであれば、やはり忍耐覚悟も必要と考えてください。今回は、割とラフに指南書を書いていくつもりです。

紙面の都合もあるので、今回は大まかに手順をざっと説明します。最初に、アニメを作成する上で方法が二つあります。ひとつはイラストソフトの使用です。例えばPhoto Shop、SAIなどがあります。こちらは初心者であっても自主制作したい場合に必要なソフトになります。二つ目は編集用ソフトの使用です。これを使用することで、アニメーションに必要な効果音などのエフェクトを加えることができます。重要な部分ですね。LIVE2Dなどを使ってください。

アニメを自主制作する手順は以下の通りです。1. アニメの構想を考える、2. 絵コンテを描く、3. 原画と動画の作成に入る、4. 編集を行う、この流れで進めましょう。1の部分は作品を仕上げる上で最も重要なステップと言っていいでしょう。ここでは、アニメをどのような仕上がりにするかを自問自答して計画を進めましょう。ストーリーやキャラクターなど細部に渡って考えなければなりません。タイムフレーム等も考えておく必要も場合によってはあるでしょう。2の部分は、1で行なった計画を実際に具体化するために、ストーリーの流れを試し描きするステップです。言ってみればこの過程は設計図を書いていると思っていただければ良いでしょう。ストーリーはもちろん、登場人物も細かく流れの中で描き、ページナンバー、カットナンバー、カットの内容、効果音の情報などもここに加えていく必要があります。3は細かい作業が求められるところです。キャラクターの動きの細かい部分まで気を配って自然な動きをそれぞれ絵を描いて紙を中割りする作業をします。4では、一枚一枚描き上げた絵を編集していきます。自然な動きになっているかを見ながら足したり引いたりの作業やクオリティの吟味を行います。色合いや効果音にも気を配って、細かく修正していきます。

実際に始められる方には、アニメ作成に向けて基本的な知識を事前に入れておく必要があります。どう言ったことに気をつけて第一歩を踏み出すかは、それぞれが事前準備としてインターネットやアニメの専門学校等で学ぶことをお勧めします。ここに書ききれなかったことも多いですが、少しでも参考になって、より先のステップに向かっていただくきっかけになれたのであれば幸いです。